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男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症とは、毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤とし、臨床的には前頭部や頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭髪が皮表に現れなくなる現象です。

病態

一般的に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促し、髭や胸毛などの毛を濃くする方向に働きますが、前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包においては逆に軟毛化現象を引き起こします。男性ホルモン感受性毛包の毛乳頭細胞には男性ホルモン受容体が存在しますが、髭や前頭部,頭頂部の毛乳頭細胞に運ばれたテストステロンは II 型 5α―還元酵素の働きにより、さらに活性が高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換されて受容体に結合します。DHTの結合した男性ホルモン受容体は髭では細胞成長因子などを誘導し成長期が延長、逆に前頭部や頭頂部の男性ホルモン感受性毛包においては、DHTの結合した男性ホルモン受容体はTGF-β や DKK1 などを誘導し毛母細胞の増殖が抑制され成長期が短縮すると言われています。

診断
男性型脱毛症の診断は問診により家族歴,脱毛の経過などを聴き,視診により額の生え際が後退し前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなっていることを確認します。

治療

フィナステリドの内服(推奨度A:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン)

デュタステリドの内服(推奨度A:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン)

デュタステリドがⅠ型5α-還元酵素とⅡ型5α-還元酵素、両方を阻害している一方で、フィナステリドは、Ⅱ型5α-還元酵素のみを阻害しています。そのため、デュタステリドはフィナステリドより全般的にやや優れた治療効果を示しますが、反面、性機能の低下といった副作用の頻度が高いです。

効果がでるのは3~6か月後と言われ、またAGAの治療はどれも休薬すると元に戻ります。

費用(自費診療)

フィナステリド28日分 6000円(税込み)、デュタステリド30日分 6000円(税込み)

注意点

前立腺がんの診断に使用されるPSA(血栓前立腺特異抗原)検査を行う予定がある人は、あらかじめ医師に伝えておく必要があります。フィナステリド・デュタステリドの成分は検査に影響し、前立腺がんを見逃してしまう可能性があるためです。前立腺がんがあった場合、見逃すと命にかかわるため十分に注意しなければなりません。

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