メニュー

認知症

認知症とは

・認知症とは、「いったん正常に発達した知的機能が持続定期に低下し、複数の認知障害があるために、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態」を示します。

診断

・認知症の疑いがある方は、まず問診などによる認知機能検査を行います。

・治療によって改善可能な認知症として、正常圧水頭症/慢性硬膜下血腫/甲状腺機能低下症/ビタミン欠乏症/脳腫瘍などがあり、血液検査や頭部CTなど画像検査を組み合わせて精査を行います。

・必要に応じて頭部MRI検査や脳血流シンチグラフィー検査を他の医療機関に依頼し検査をして頂きます。

鑑別

Alzheimer型認知症

・数か月から数年にわたり徐々に進行します。

・近似記憶障害から始まり、経過とともに様々な障害が生じます。

・不安や抑うつ、焦燥や興奮、被害妄想などの症状も出現し、社会生活に影響をきたすこともあります。

Lewy小体型認知症

・認知機能低下に加えて、パーキンソニズムやレム睡眠行動障害、幻視などが現れることがあります。

・初期には記憶障害が起こらないこともあり、起立性低血圧などの自律神経症状を認めることもあります。

脳血管性認知症

・脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を基盤とする認知症で、記憶障害、人格障害、意欲低下などを認めます。

治療

・抗認知症薬であるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤はAlzheimer型認知症とLewy小体型認知症の進行を抑制するため薬物治療を開始します。

・幻覚、妄想、興奮、暴力など攻撃性がある場合は必要に応じて向精神病薬や漢方薬を使用します。

・睡眠障害がある時は、睡眠の状況を把握し生活指導の他に薬物治療を開始します。

・日常生活や社会生活への影響があり、家族や介護者の負担が大きくなるため、介護申請のために主治医意見書を作成し介護サービスの利用を推奨します。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME