物忘れ
物忘れとは
物忘れとは、記憶を覚えたり思い出したりする能力が低下してしまうことです。誰でも、名前や言葉が出てこなかったり、約束を忘れたりすることはありますが、日常生活に支障をきたすような物忘れが続く場合は、病気が原因の可能性があります。
物忘れの原因
物忘れの原因は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 加齢による物忘れ
加齢とともに、脳の神経細胞が減少し、記憶力の低下が起こります。これは、正常な老化の過程で起こるもので、軽度であれば心配ありません。
- 病気が原因の物忘れ
脳の病気や全身の病気が原因で、物忘れが起こることがあります。以下に、物忘れが引き起こされる可能性がある病気の例を挙げます。
* 脳血管障害(脳卒中、脳梗塞、脳出血)
* 認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症など)
* 脳腫瘍
* てんかん
* パーキンソン病
* うつ病
* 甲状腺機能低下症
* ビタミンB12欠乏症
物忘れの処置や治療法
物忘れの処置や治療法は、原因によって異なります。
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加齢による物忘れ
加齢による物忘れの場合は、特別な治療法はありません。ただし、生活習慣を改善することで、物忘れの進行を遅らせることができます。具体的には、以下のことに気をつけましょう。
* バランスのよい食事
* 適度な運動
* 十分な睡眠
* ストレスを溜めない
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病気が原因の物忘れ
病気が原因の物忘れの場合は、病気の治療をすることで、物忘れの症状が改善される可能性があります。
* 脳血管障害:薬物療法、手術療法
* 認知症:薬物療法、リハビリテーション
* 脳腫瘍:手術療法、放射線療法、化学療法
* てんかん:薬物療法
* パーキンソン病:薬物療法、手術療法
* うつ病:薬物療法、心理療法
* 甲状腺機能低下症:薬物療法
* ビタミンB12欠乏症:ビタミンB12の補充
まとめ
物忘れは、加齢によるものや病気が原因で起こるものがあります。物忘れが気になる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
補足説明
- 加齢による物忘れ
加齢による物忘れは、脳の神経細胞の減少が原因で起こります。脳の神経細胞は、使わなければ衰えてしまいます。そのため、脳を活性化させるような生活習慣を心がけることが大切です。
- 病気が原因の物忘れ
病気が原因の物忘れは、早期発見・早期治療が大切です。物忘れの症状がある場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。
- 物忘れのチェックリスト
物忘れの症状があるかどうかは、以下のチェックリストで確認できます。
* 名前や言葉が出てこなくなる
* 約束を忘れる
* 物や場所を忘れる
* 同じ質問を何度もする
* 考えがまとまらない
* 判断力が鈍る
* 気分の浮き沈みが激しい
* 睡眠障害がある
* 意欲が低下する
もし、これらの症状が2つ以上当てはまる場合は、物忘れの可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。