水虫/爪水虫
水虫とは
・水虫は、白癬菌というカビが足などに繁殖して起こる皮膚の病気で正式には「白癬」といいます。
・白癬は皮膚のあらゆる場所に生じ、部位によって病名がつけられます。
・白癬菌は高温多湿を好むため、靴下や靴を履いて湿度が高い足(足白癬:水虫)や爪(爪白癬:爪水虫)に生じやすいです。
症状
足の水虫(足白癬)
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・趾間型は足の指の間(特に中指と薬指の間)によく見られるものです。
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・赤くジュクジュクになって皮がむけたり、白くふやけてぶよぶよになったりします。
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・小水疱型はかゆみが強いのが特徴です。
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・足の裏の土踏まずあたりやふちに小さな水疱ができ、日がたつと赤くなって皮膚がむけてきます。
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・角質増殖型は足の裏やかかとがカサカサと乾燥、角質が厚く硬くなり、皮膚がむけ、ひび割れを伴うのが特徴です。
爪の水虫(爪白癬)
・爪全体が白っぽくなり、肥厚したり、もろくなったり、表面に縦ジワができることもあります。
手の水虫(手白癬)
・足の水虫と同じような症状が手に出ます。
・足に比べると発症の割合は少なく1割程度とされています。
診断
・診断には直接鏡検(顕微鏡で白癬菌を確認します)を用います。
・まず小さなハサミやメスで白癬菌がいそうな患部の皮膚を少量はがします。
・次に採取したものをスライドガラスにのせてカバーのガラスをかぶせます。
・薬液を2~3滴流し込み、加熱し、顕微鏡で観察します
治療
・外用真菌薬や場合によっては経口抗真菌薬を用います。
しっかり治すためのポイント
①毎日しっかり、とくにお風呂上がりに塗りましょう。
入浴後の皮膚が柔らかい時に、塗り薬を塗ると皮膚への浸透が良くなり、効果が出やすくなります。
②薬は症状のある部位よりも広く塗りましょう。
理想的には、足の一部に症状があっても、両足の靴に覆われる部分へ全体的に塗ることが推奨されています。
③見た目の症状がよくなっても、指示のある間は塗り続けましょう。
一つの目安として、見た目がよくなった後も、1ヶ月程度塗り薬を続けることが推奨されています。
④靴下や靴は通気性のいいものを選びましょう。