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腎・泌尿器科診療

「尿に血が混じっていると言われた」「健康診断で腎臓の数値が悪いと指摘された」「最近、トイレが近くて困っている」このようなお悩みはありませんか?

尿を作る腎臓から、尿の通り道である尿管・膀胱・尿道までのトラブルは、日常生活の質(QOL)を大きく下げるだけでなく、背後に重大な病気が隠れていることもあります。当院では、腎臓専門医としての高度な専門知識を活かし、内科的な腎臓の病気から、一般的な泌尿器のトラブルまで幅広く診療を行っています。

腎臓・尿路・膀胱の仕組みと役割

私たちが毎日何気なくしている「おしっこ(尿)」は、体の中の尿路という一本の道を通って外に排出されます。それぞれの臓器が大切な役割を担っています。

腎臓(じんぞう) 腰のあたりに左右1つずつある、そら豆のような形をした臓器です。血液をろ過して老廃物や余分な水分を取り出し、「尿」を作る巨大なフィルターの役割を果たしています。また、血圧のコントロールや血液を作るホルモンの分泌など、全身のバランスを保つ非常に重要な臓器です。
尿管(にょうかん) 腎臓で作られた尿を、下の「膀胱」へと運ぶ細いパイプです。
膀胱(ぼうこう) 運ばれてきた尿を一時的にためておく、風船のような袋状の臓器です。いっぱいになるとトイレに行きたいというサイン(尿意)を脳に送ります。
尿道(にょうどう) 膀胱にたまった尿を、体の外へ排出するための出口の通り道です。(男性の場合は、尿道の周りに前立腺という臓器があります)

早期受診が大切な症状とセルフチェック

腎臓や泌尿器の病気は、初期には症状が出にくい沈黙の臓器でもあります。以下のような症状や、健康診断での異常がある場合は、放置せずに早めにご受診ください。

おしっこ(尿)の異常

  • 尿の色が赤い、血が混じっている(血尿)
  • 尿がひどく濁っている、泡立ちがなかなか消えない
  • トイレの回数が多い(頻尿)、夜中に何度もトイレに起きる
  • 排尿時に痛みがある、残尿感(すっきり出ない感じ)がある
  • 尿が出にくい、勢いがない、尿が漏れてしまう

体調やその他の異常

  • 健康診断で「尿潜血」「尿タンパク」「eGFRの低下(腎機能低下)」「クレアチニン高値」を指摘された
  • 背中や腰、わき腹に急激な激しい痛みがある
  • 手足や顔がパンパンにむくむ
  • 高血圧や糖尿病があり、将来の腎臓病が心配だ

当院での診療の流れ

  1. 問診・診察
    まずはいつから、どのような症状があるのかを丁寧にお聞きします。些細なことでも構いませんので、気になっていることをお話しください。お薬手帳や健康診断の結果があれば必ずお持ちください。
  2. 必要な検査の実施
    症状に合わせて、当院で可能な検査を組み合わせて迅速に原因を調べます。
    • 尿検査・採血検査: 炎症の有無や腎臓の働き(機能)、隠れた血尿やタンパク尿を調べます。
    • 超音波検査: 腎臓や膀胱の形、尿の残り具合、結石の有無などを痛みなく調べます。
    • 即日CT検査: 急な背中の激痛や、がんなどが疑われる場合、当院ではその日のうちに詳しい内部の状態を確認できます。
  3. 診断と治療
    検査結果をもとに、現在の状態と今後の治療方針について、専門用語を使わずに分かりやすくご説明します。お薬による治療を開始し、症状の改善を目指します。
  4. 食事相談・生活指導
    腎臓の機能を守るためには、食事が最も大切なお薬になります。当院には管理栄養士が在籍しており、無理なく続けられる食事のアドバイスを行います。
  5. 専門医療機関へのご紹介
    手術が必要な結石や腫瘍、またはより高度な専門治療が必要と判断した場合は、速やかに適切な総合病院へ連携いたします。

当院で対応している主な腎臓・泌尿器の病気

当院で対応している主な疾患です。

慢性腎臓病(CKD) 腎臓の働きが数ヶ月から数年かけて徐々に低下していく病気です。当院では腎臓専門医として、進行を食い止める治療に最も力を入れています。
膀胱炎 尿道から細菌が入り込み、膀胱で炎症を起こす病気です。女性に多く、頻尿や排尿時のチクチクとした痛みが特徴です。抗生物質で改善します。
尿管結石 腎臓でできた石が尿管に詰まる病気です。冷や汗が出るほどの激痛が突然起こります。当院のCT検査で素早く石の場所を特定できます。
過活動膀胱 膀胱が過敏になり、急に強い尿意を催して我慢できなくなったり、トイレの回数が増えたりする病気です。内服薬で症状を大きく改善できます。
前立腺肥大症 男性特有の前立腺が加齢とともに大きくなり、尿道を圧迫する病気です。尿の勢いがない、夜中に何度も起きるといった症状が出ます。
腎炎・ネフローゼ 腎臓のフィルターに炎症が起きたり、大量のタンパク質が尿に漏れ出たりする病気です。的確な診断と専門的な管理が必要です。
尿の異常 蛋白尿・血尿・頻尿・排尿時痛など、尿に関するあらゆるトラブルに対応しています。

医師からのメッセージ

トイレの悩みは人に相談しづらく、我慢してしまう方が少なくありません。しかし、その我慢が腎臓に負担をかけ、取り返しのつかない状態を招いてしまうこともあります。

どんな小さな症状や不安でも構いません。まずは地域の窓口である当院へ、気兼ねなくご相談ください。

文責:稲沢クリニック 副院長 橋本悠作

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